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あなたの感情はどこにありますか?

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あなたの感情は、どこにありますか。

 

胸、と答える方が多いかもしれません。

でも、肩に出る人がいます。

胃に出る人がいます。

喉に詰まったまま、何年もいる感情もある。

 

感情は「心の中」だけにあるのではなく、

からだのどこかに、かたちを変えて宿っています。

 

検査をしても、異常はない。

でも、なんとなくしんどい。

疲れがとれない。胃が重い。肩が下がらない。

そういう不調を抱えながら、

「気のせいかな」と片付けてしまったことは、ありませんか。

気のせいでは、ないかもしれません。

 

東洋医学には、「七情」という考え方があります。

喜び、怒り、思い悩み、悲しみ、恐れ——

これらの感情が過剰になったり、長く滞ると、

特定の臓腑に影響を与える、という考え方です。

 

たとえば。

怒りは、肝に影響します。

慢性的にイライラしている人や、怒りを飲み込み続けている人は、

頭痛や目の疲れ、筋肉の緊張として出やすい。

 

思い悩みは、脾胃に影響します。

考えすぎる日が続くと、胃が重くなったり、食欲が落ちたりする。

「あのとき胃が痛かったのは、そういうことだったのか」

そう思い当たる方もいるかもしれません。

 

悲しみや憂いは、肺に影響します。

深く息が吸えない。胸が詰まる感じ。

悲しいとき、私たちは本当に「肺で悲しんでいる」のかもしれない。

 

これは、比喩ではありません。

 

東洋医学が何千年もかけて観察してきた、

からだと感情の、リアルな地図です。

 

感情を「処理する」必要はありません。

無理に手放そうとしなくていい。

ただ、からだのどこかに出ているかもしれない、

ということを、少し知っておいてほしいのです。

 

からだを整えることは、

感情と、静かに向き合うことでもあります。

鍼灸は、そこに届きます。

 

言葉にならないものに、そっと触れる方法として。

 

あなたの感情は、どこにありますか。

からだに聞いてみると、

意外なほど正直に、答えてくれるかもしれません。

 

今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。